松たか子 album
harvest songs
released on 2003.10.08
Click to purchase Japan version


01. 26:00
02. 黄昏電車
03. ほんとの気持ち
04. パンをひとつ
05. 夕暮れと嘘
06. 夢のほとりであいましょう
07. Marie
08. 四次元トランク
09. White Reply
10. Welcome Back


© 2003 






01. 26:00
作詞 ゆきち
作曲 片寄明人
 
あいたくなった
午前2時
お迎えにあがります
そんなはずない

神様のうた
霧が降る
睫をつたうメロディ
そう あまい声で

泣いて 泣いて 泣いて
わるふざけ 弱虫のふり
泣いて 泣いて 泣いて
今日中に
抱きしめてみたかった

時計の砂が
滑りこむ
うつつ寝 夢見がちに
待ちくたびれ

あえないままの
一日を
ずるずる計りきれず
もうあくびしすぎ

恋は胸に咲いた
かたくなで 折れやすい花
恋は 恋は 恋は
ひとしずく
かぞえてまた揺れる

泣いて 泣いて 泣いて
わるふざけ 弱虫のふり
泣いて 泣いて 泣いて
今日中に
抱きしめてみたかった


02. 黄昏電車 作詞 伊藤俊吾 作曲 伊藤俊吾 悲しい鳥は泣きながらひらひら 帰りの途中 私は見つめてる いつの間にかに 忘れてたさよなら あの日のさよなら 本当のさよなら 汚れた街も 悪い心も 黄昏は染める 私は夢の中 夕焼けこやけの電車に揺られ 今夜ひとり 誰かを想うよ あの日に帰りたい 今の私の心のままならば 言えるよ きっと言えるよ この街の薫りは 右左と流れて 私の心を我に返してしまう 泣き止んだ子供 母親までも 黄昏に染まる 私は夢の中 夕焼けこやけの電車は今日もみんな 夢の中へと誘うよ あなたへの一言 今の私の気持ちのままならば 言えるよ きっと言えるよ 夕焼けこやけの電車に揺られ 今夜ひとり 誰かを想うよ あの日に帰りたい 今の私の心のままならば 言えるよ きっと 言えるよ
03. ほんとの気持ち 作詞 小田和正 作曲 小田和正 私 きっと あなたを 好きにはならない 返事も短いし 優しくないし どんな人を あなたは 好きになるのかな 多分 間違いなく それは 私じゃない もうすぐ 二人に 初めて 夏が やって来るんだ 今あなたの 髪が風に そっと 揺れてる でも昨日 別れてから なんだか寂しくて あなたの後を 追いかけたくなったな どんな人を あなたは 好きになるのかな 考え始めたら 切なくなってきた もうすぐ 二人に 初めて 夏が やって来るんだ 夏が過ぎても あなたは まだ優しくないかな もうすぐ 二人に 初めて 夏が やって来るんだ 今あなたの その隣を そっと 歩いてる 私 今 分かったの きっと あなたは違うんだ 他の人とは 違うんだね 優しくなくても それで 私 構わない あなたのそばに ずっといたい あなたを見つめていたい この想いを 解き放って すぐ伝えたい 目の前にいる 私を見て 私いつもこんなだけど そのままの あなたを こうして 好きになったの もうすぐ 二人に 初めて 夏が やって来るんだ 今あなたの その隣を 私 歩いてる
04. パンをひとつ 作詞 ノラオンナ 作曲 ノラオンナ おまえをだきたいと あなたにそういわれて 一晩中考えて あたしはあの日だかれた うしろめたいおもいと かくせないうれしさと あけがたにだきあって そしてキスした おまえをだきたいと あなたにそういわれて あなたの目をじっと見て あたしはすこし笑った おもいが強すぎると なにも感じなくなる あけがたにふれあって やっと感じた わすれものはしないでね 部屋のドアはもう開けない 紅茶をゆっくり入れて パンをひとつたべて眠った あたしはおもったの あいしてるといえたらって あけがたにゆめを見て そしてわすれた わすれものはしないでね 部屋のドアはもう開けない 紅茶をゆっくり入れて パンをひとつたべて眠った おまえをだきたいと あなたにそういわれて おだやかなその寝顔を 息をころして見つめた そのときおもったの あいしてるといえたらって あけがたにゆめをみて そしてわかれた
05. 夕暮れと嘘 作詞 高田みち子 作曲 高田みち子 彼女が あなたの髪をなでる あたしは急いで 空に目を遣る いけないことだと知りながら あなたばかりを 逐ってる 惹かれあう2人が愛しいほど ひとりになる 夜が怖い 押し殺した 胸の内側に あなたが また 微笑いにくる 見破らないでいて 気付かないでいて あふれそうな気持ちを 誰かが見抜いても 最後まで 知らんぷりするの 並んで 両手につないだ 手と手は 壊せないね 無力な恋 ふざけて絡ませて腕に ぎゅっと 一瞬だけ 気持ち込めた 帰り道 呼び止めた風の中 最高のトモダチ、つて言えたから 大丈夫、大丈夫なのに 今は あなたが眩しくて 泣きそうなの 見破らないでいて 気付かないでいて あふれそうなあたしを あなたが見抜いても 最後まで 知らんぷりしてね 見破らないでいて 気付かないでいて ずっと見送る あたし 寄り添う 長い影 最後まで 振りかえらないでね
06. 夢のほとりであいましょう 作詞 Skoop On Somebody 作曲 Skoop On Somebody 眠れない夜は 夢をみるかわりに 記憶をたどるよ 恋人同士と 僕たちが呼ばれてた 眩しい過去へ 風が揺らすポートで 交わしたキスと あの約束を 忘れないよ いまも 夢のほとりで逢いましょう 手をのばしてもきっと あなたに届かない それでも僕はひざを抱え いつまでも 待ち続けていたよ 眠れない夜は あなたも好きだった あの唄を聴いてる さよなら言えずに 終わった恋だから 思い出にならない やわらかなその頬に 触れるたび知った あのぬくもりを 憶えてるよ いまも 夢のほとりで逢いましょう 話しかけてもきっと あなたは返事えない それでもいいよ、笑顔のまま そばにいて それが幻影でも・・・ いつかあなたを忘れ 誰かを愛すだろう だけどあなたは僕にとって 永遠の恋人だから いつか 夢のほとりで逢いましょう 振り返ってもきっと あなたはもういない まだ見ぬ明日へ向かって 歩き出す その勇気を下さい 夢のほとりで逢いましょう 叫んでみてもきっと あなたは返事えない だから今夜、もう少しだけ そばにいて 僕に朝が来るまで
07. Marie 作詞 柴理恵 作曲 湯川寅彦 毎日が昨日になる 波のようにゆらいでる あなたなら笑うだろう 変わらずにいるのでしょう 肩のかたむく歩き方だけは 窓に映るかげが立ち止まって 左の耳にかかる髪をなでる すれ違う視線に交じり合って その肩を照らすこもれびがにじむ やわらかに笑うのを もう一度確かめて ふっと封じた唇に触れる かわいた風に舞う砂のように どこへでも飛んでいく笑い声と 唇にとどめたためいきからこぼれた言葉を 追い風がさらう わたしをつないで 忘れないように もう一度笑って 毎日が昨日になる 波のようにゆらいでる
08. 四次元トランク 作詞 ゆきち 作曲 Sin 四次元につづく 古いトランクの中 くだらないほど 宝物ばかり 音が出るしゃぼん玉 とれない知恵の輪 まつぼっくり かつて浮いてた風船 すべてが 血となり体もつくった あなたは となりで覗いてる こどもだましに 愛しててあげるわ 赤目うさぎは 月夜に逃がしましょ 囚われの身は ほんとはどっちなの 箱詰めにして 贈るわ永久の旅へ きれいな包装抵 ロシアの指人形 穴あきコルク ペらペらの絵本 形あるものだけで 世界は満ちてく だからもっと この手で粉ふりかける 気まぐれ 臆病でたまに嘘つき あなたを まるめてつきおとす 目眩めく日を 誓った舌の根が 乾かぬうちに 鍵してしまいましょ 波紋を呼んだ 心がふと騒ぐ 底なしの水 その奥に届くまで ね 風が吹き込む 虹がかかるの 見えるかな こどもだましに 愛しててあげるわ 赤目うさぎは 月夜に逃がしましょ 囚われの身は ほんとはどっちなの 箱詰めにして 贈るわ永久の旅へ じっとしてね 覚悟してね 永久の旅へ
09. White Reply 作詞 Akeboshi 作曲 Akeboshi/津久場郷史 物語のはじまりは ドラマチックな欲望 変わり果てたこの場所に ため息ばかり なにげない君の悩みに 自分勝手な苛立ちを覚え 書きなぐった言葉 空ろなだけで その手紙はいつか 意味を探し届くでしょう 海の底の 名もない魚は迷う 物語の果てで 犇めく暗闇に沈み 無理やり濁してしまった 大切な時間 その手紙はいつか 記憶をたどり届くでしょう 海の底の 名もない魚はウタ歌う その手紙はきっと 文字を浮かべ届くでしょう はるか遠く名も知らぬ町へと伝う
10. Welcome Back 作詞 みのり 作曲 marhy Welcome back 風の道 あなたが戻る 影がさす 夕日に染まる 雲のカーテン この胸も 染めていく Welcome home あなたが 駈けぬけていった この街の 約束もなしに 別れた場所も 私も あの日のまま 二人でひとつの夢を見て 回し続けたフィルムは 乾いた音をたてて回る 映す絵のないモノクロのよう Welcome home 風の道 あなたは戻る 信じてた 私の知らない シャツの裾から 懐かしい匂いがした Welcome back 二人でひとつの月を見て 夢を語り合った夜 この世界に叶わないことなど ないはずだと 信じていたの Welcome back 風の道 街の灯りが ゆれているね その笑顔でずっと 抱きしめていてね あなたのこと 話して 私を愛していて